2021年1月20日(水)に開催した「OpenCanvasフォーラム(第六回)」は、コロナウイルス感染症対策として、これまで実施してきた集合形式からオンライン形式に切り替えての開催となりました。当フォーラムとしては初のオンライン配信でしたが、これまで以上に数多くのお客様に視聴していただき、事業者の方々からも金融機関とFintechによる今後の新しい金融サービスの共創に向けて有意義な情報を発信していただきました。当日の様子を紹介します。
■ 概要
2021年1月20日(水)にNTTデータ主催による「OpenCanvasフォーラム(第六回)」が、オンライン形式(Zoomウェビナー)で開催されました。
OpenCanvasは、全国ほぼすべての金融機関が利用するANSERのシステム基盤や運営ノウハウを活用した、オープンイノベーションを創出していくデジタル基盤です。今回のフォーラムは、『Driving Financial Digitalization~デジタル化を起点として、今求められている金融サービスとは~』をテーマに、COVID-19の影響により非対面/デジタル化の必要性が大きく高まっている中、“デジタル”を軸に、今後、金融業界はどのように変わるのか、そして新たなサービスの可能性について、各業界で最先端のソリューションを提供している企業にご登壇いただきました。
当日は全国の金融機関をはじめ、金融機関とのコラボレーションを志向するFintech企業などから約300人が視聴する盛大なフォーラムとなりました。
■ 活動紹介
第一部(全体講演)
第一部は、NTTデータ 第四金融事業本部 e-ビジネス事業部 事業部長 加藤より視聴者のみなさまへのご挨拶、及び同事業部 e-ビジネス商品企画営業担当 統括部長 佐畑よりOpenCanvasのご紹介を行った後、基調講演として次の方々にご登壇いただきました。
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金融庁 国際政策管理官(元フィンテック室長) 三輪 純平 様
【題名】 国内外におけるデジタル金融の潮流 -
株式会社マネーフォーワード 取締役 瀧 俊雄 様 執行役員 神田 潤一 様
【題名】 APIの先に見ている世界 -
FinMirai Steve Monaghan 様(※元DBS銀行CIO)
【題名】イノベーション メトリクス
第二部(NTTデータ講演)
第二部では、NTTデータ e-ビジネス事業部 商品企画営業担当より、自社ソリューションのご紹介を行いました。
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1. コロナ禍での新たな営業スタイルを実現するビデオコミュニケーションツール
(OpenCanvas SaaS/PaaSチーム 寺田主任) -
2. 非対面で求められるOpenCanvasセキュリティソリューションロードマップ
(OpenCanvas SaaS/PaaSチーム 會田課長代理) -
3. 金融機関のデジタル化や収益機会創出を実現する法人向け総合サービスチャネル
(BizSOL-Squareチーム 吉田課長代理)
第三部(事業者講演)
第三部では、事業者様からの講演として法人向けサービスを展開している3社並びに個人向けにサービスを展開している3社の合計6社にプレゼンしていただきました。各社のサービスのご紹介の他、今後の金融機関とのさまざまな連携や、法人向けサービスを展開している事業者からは、NTTデータのサービスとしてもご紹介した「法人向け総合サービスチャネル」との連携についてもご説明いただきました。
- [登壇企業とプレゼンテーションテーマ](登壇順)
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■法人向けサービス
株式会社アペルザ:製造業向けプラットフォーム
nCino株式会社 :オンライン融資プラットフォーム
株式会社SmartHR:人事労務サービス -
■個人向けサービス
株式会社よりそう:ライフエンディングプラットフォーム
株式会社マネーフォーワード:脱・紙通帳。その先を見据えたデジタル戦略
株式会社 マネーコンパス・ジャパン:資産管理プラットフォーム
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■法人向けサービス
金融機関のアンケート結果
フォーラム終了後のアンケートでは、全ての金融機関からこのフォーラムについて「期待通り」「おおむね期待通りだった」とのコメントが寄せられ、ご紹介したサービスや事業者に関しても「是非利用したい」や「是非連携を検討したい」の声も多数いただきました。これら金融機関には、サービスや事業者との面談を個別調整し、新しいサービス創出に向けた検討を始めております。
今回は初のオンライン開催となりましたが、オンライン開催に関しても多数高評価をいただくことができ、今後のフォーラムの開催方法に活かしていきたいと思います。
また、開催に関し改善要望のコメントもいただいておりますので、合わせて今後の運営に反映していきたいと思います。
■ 今後の展開
NTTデータでは、OpenCanvasフォーラムをはじめビジネスコンペやスタートアップ企業を中心とした各種イベントなど、今後も新規サービスの共創に向けた取り組みを継続的に行っていく予定です。また、事業者とお客様がよりスピーディーにビジネスを創出できる仕組みづくりにも注力してまいりますので、今後もご期待ください!