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地域課題を解決!!「OpenCanvasフォーラム(地域編)」リポート
~地域課題を解決するFintechサービス~

2019年6月3日

『地域課題を解決するFintechサービス』と金融機関を引き合わせ、地域創生に寄与するべく、OpenCanvas(地域編)を開催しました。
2019年5月24日(金)に行われた「OpenCanvasフォーラム(地域編)」では、劇場型プレゼンテーションの吉田劇場から始まり、地域の抱える課題に対応する国内Fintech企業が登壇して最先端のサービスを案内するなど、金融機関とのマッチングに向けて有意義な場となりました。当日の様子を紹介します。

■ 概要

2019年5月24日(金)、TKPガーデンシティPREMIUM広島駅前にて、NTTデータ主催による「OpenCanvasフォーラム(地域編)」が開催されました。

OpenCanvasは、全国ほぼすべての金融機関が利用するANSERのシステム基盤や運営ノウハウを活用した、オープンイノベーションを創出していくSoE基盤です。これまでのOpenCanvasフォーラムは、全国の金融機関を対象にFintech企業と金融機関とをマッチングして新しいサービスの共創を図ることを目的に開催してきましたが、今回は初の『地域編』ということで、地方創生・地域の課題解決を目的に、中国・四国地域を中心とした金融機関に対し、地域の課題に対応している企業のサービスをご紹介しました。

当日は19の金融機関をはじめ、地域課題に対応したFintech企業、一般企業6社などから計100人以上が参加し、全国編より小規模ながら、全国編より近い距離感での情報交換が盛んに行われました。

■ 活動紹介

吉田劇場

第一部の前半では、劇場型プレゼンテーションである「吉田劇場」として年間90回以上の講演を実施しているNTTデータ 技術革新統括本部企画部 デジタル戦略担当の吉田淳一シニア・スペシャリストより、「目から鱗」「涙あり」「笑いあり」「気づきあり」の息をつく暇もない情報のシャワーの連続で、会場の空気は一気に盛り上がりました。

Fintech企業からのサービス紹介

第一部の後半では、今回のメインである地域課題に対応するFintech企業等から各社サービスをプレゼンしていただきました。
プレゼンでは、各社のサービス紹介や関連する地域課題とその解決に向けた金融機関との座組みについて紹介があり、プレゼン後の質疑応答の場でも活発な意見交換がなされました。

今回は、NTTデータからも出展があり、「高齢社会に向けたお金の見守りサービス(フィナンシャルジェロントロジー)」についてNTTデータの藤田浩司主任から紹介がありました。

[登壇企業](登壇順)
  • 助太刀【職人と現場をつなぐアプリ「助太刀」】
  • one visa【外国籍社員のビザ取得・管理】
  • トランビ【ユーザー投稿型M&Aマッチングサービス】
  • ミンカブ・ジ・インフォノイド【みんなで作る株式投資の総合サイト】
  • NTTドコモ(mydaiz)【~ お客さま一人ひとりとのコミュニケーションチャネルをめざして ~】
  • NTTデータ【高齢者向けお金の見守りサービス】
【助太刀】
【one visa】
【トランビ】
【NTTドコモ】
【NTTデータ】
司会はNTTデータの渡辺課長

交流会

第二部では、会場内に設置されたブースにてFintech企業各社と意見交換を行う交流会が実施されました。地域課題に敏感な金融機関にとって関心の高いサービスが多く、Fintech企業と金融機関とNTTデータの3者間で活発な意見交換がなされました。また、Fintech企業同士での意見交換/情報交換もなされており、これまでのフォーラムに比べ自由で活発な意見交換が会場の至る所で繰り広げられ、盛況のうちに終了しました。

金融機関のアンケート結果

フォーラム終了後のアンケートでは、9割以上の金融機関からこのフォーラムについて「期待通り」「ほぼ期待通りだった」とのコメントが寄せられました。また、「吉田劇場」に感化された金融機関からは「アイデアソン」の開催要望など新規サービス創出に向けた、これまでにない新しいご要望をいただくと共に、九州地方の金融機関からは、九州地方での開催要望もいただきました。
なお、NTTデータに対しては「○○分野のFinTech事業者も紹介してほしい」「○○の活用実績を紹介してほしい」といった、金融機関自身では開拓の難しいFinTech事業者との橋渡しを期待する声も多く頂き、このフォーラムそのものが非常に有意義なものとして受け止められていることがわかりました。

■ 今後の展開

NTTデータでは、OpenCanvasフォーラムをはじめビジネスコンペやスタートアップ企業を中心とした各種イベントなど、今後も新規サービスの共創に向けた取り組みを継続的に行っていく予定です。また、次回は、第5回全国編として東京開催を計画しています。

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