MLOps

MLOpsとは?

MLOpsとはDevOps注1の機械学習版で、機械学習の開発担当者とシステムの運用担当者がお互いに協調し合い、実装から商用システム運用までを円滑に進めるための概念全体を指します。

MLOpsの流れ

NTTデータでは、これまで顧客へ素早く価値を届ける事を目的としたDevOpsサービスを提供してきましたが、AIによる新規ビジネス創出等の相談ニーズの増加に対応するため適用範囲をAIに拡大します。AIにおいては素早く精度を高めつつも、サービス公開後に継続的に精度改善を行う必要があるため、既存のDevOpsサービスにおける顧客へ素早く価値を届けるためのノウハウをベースに、多数のAI案件で得られた知見を本サービスへ適用しました。

※)DevOpsとは、ソフトウェアの開発担当と導入・運用担当が密接に協力する体制を構築し、ソフトウェアの導入や更新を迅速に進めること。

背景

AIを使った新規サービスの立ち上げや既存業務の改善を試行するプロジェクトは年々増えていますが、実ビジネスへ本格導入に至らないケースが散見されます。主な理由は二つあり、一つ目は限られたPoC期間内に実業務に耐えられるレベルまでAIの精度を向上しきれないケースと、二つ目は機械学習の開発担当者が作成したAIモデルをシステム開発担当者が引き継いで商用システムへ導入しますが、コミュニケーションや作業の分割コストにより導入に時間がかかるケースが挙げられます。

このような状況を踏まえて、NTTデータではMLOps導入サービス(以下、本サービス)を2020年9月30日より提供を開始しました。

概要(特徴)

MLOps導入サービスは、既存のDevOpsサービスにおける顧客へ素早く価値を届けるためのノウハウをベースに、多数のAI案件で得られた知見を適用し開発しました。本サービスの活用により、AI開発の効率化が可能となり、AIサービスの商用化までの時間短縮が期待できます。

MLOpsツールチェーン

今回、新規にOSSとパブリッククラウドベースの検証済みのツールを「Altemista®」注2に追加し提供を開始します。当該ツールを利用しない場合と比較して、下記のプロセス1~6の作業を約250%以上向上させることが可能になります。

商用機械学習システムのMLOps機能導入

MLOps導入サービスによるビジネス効果

PoCの成功による実ビジネス創出

AIを実ビジネスにて適用する場合、PoCの成功のためには予測精度をビジネスに適用できるレベルまで高める必要がありますが、そのためにはMLOpsツールチェーンのプロセス1~6を繰り返し、最適なチューニングを見つけることが肝となります。このプロセスを高速化し、PoCの成功のためのチューニング回数を増やすことで、実ビジネス創出に繋げることができます。

実ビジネスの継続的改善

AIを活用した実ビジネスでは、その価値は主に予測精度に依存しますが、この予測精度は情報や情勢の時間変化による影響を受けます。例えば今年度のコロナ禍により、一時期は小売りや飲食店の売り上げが予測値と比較し大幅に低下する事象が起きました。一方で、その状態に予測モデルをチューニングしたとしても、緊急事態宣言の解除や世論の動向によって今後は予測値に対し急激に売り上げが増加するといった事象もまた起きています。
このように情勢の変化が激しい場合、上記ツールチェーンを活用することにより、簡単かつ高速にモデルを改善し適切な予測をさせることで、結果としてビジネスを改善させることができるようになります。

注釈

  • ・注1 DevOpsとは、ソフトウェアの開発担当と導入・運用担当が密接に協力する体制を構築し、ソフトウェアの導入や更新を迅速に進めること。
  • ・注2 Altemistaとは、スピーディなサービス企画開発を実現し、スタートアップ、イノベーション創発を支えるNTTデータのソリューション群のブランドです。
  • ・「Altemista」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • ・「Amazon Web Services」、「アマゾン ウェブ サービス」、「AWS」、および「Amazon Web Servicesロゴ」は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
  • ・「Microsoft Azure」、「Azure」は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • ・「Google Cloud」はGoogle LLC の商標です。その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

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